札幌での外国人の医療保険加入と在留資格への影響

目次

  1. はじめに:医療保険加入は義務です
  2. 外国人が加入すべき保険制度とは?
  3. 保険料未納が在留資格に与える影響
  4. 2027年制度改正のポイント
  5. よくある滞納原因と対策
  6. まとめ:今からできる準備と相談先
  1. はじめに:医療保険加入は義務です
    札幌市に限らず、日本では在留期間が3か月を超える外国人は、公的医療保険(国民健康保険または社会保険)への加入が義務となっています。これは「秩序ある共生社会」の実現を目指す国の方針の一環であり、未加入や滞納は在留審査に直接影響するようになってきています。
  2. 外国人が加入すべき保険制度とは?
    外国人が加入すべき医療保険は、雇用形態によって異なります:
     社会保険(社保):企業に週20時間以上勤務し、2か月以上の雇用見込みがある場合。企業が手続きを行い、保険料は会社と本人で折半。
     国民健康保険(国保):自営業、留学生、短期雇用者など。市区町村で個人加入し、保険料は全額自己負担。
  3. 保険料未納が在留資格に与える影響
    2025年11月現在、厚生労働省と出入国在留管理庁は、保険料未納者に対して在留資格の更新・変更を原則認めない方針を発表しています。これは2027年6月から本格導入される予定で、以下のような影響が想定されます:
     保険料滞納があると、更新申請が不許可になる可能性
     医療費未払いがあると、再入国が拒否される場合も
     医療機関からの未払い情報が入管に共有される仕組みが導入予定
  4. 2027年制度改正のポイント
    新制度では、以下の点が強化されます:
     保険料納付状況の審査対象化:国保・社保の納付状況が在留審査に反映
     医療費未払い情報の共有:医療機関→自治体→入管への情報連携
     企業側の責任強化:外国人社員の保険加入状況を把握・管理する義務が事実上強化される
  5. よくある滞納原因と対策
    原因例:
     転職・退職時の保険切替え忘れ
     日本語での案内が理解できず手続きが遅れる
     経済的困難による納付遅延
    対策:
     転居・転職時は必ず保険課へ連絡
     納付困難な場合は減免制度を活用(札幌市でも対応あり)
     企業や専門家に相談して制度理解を深める
  6. まとめ:今からできる準備と相談先
    医療保険の加入と納付は、外国人が札幌で安定して暮らすための基本条件です。2027年の制度改正を前に、今から以下の準備を進めましょう:
     保険料の納付状況を確認・整理
     転職・退職時の保険切替えを忘れずに
     医療費未払いがないかチェック
     必要に応じて専門家に相談
    佐々木法務事務所では、外国人の在留資格更新に必要な保険加入状況の確認や、理由書の作成支援を行っています。制度改正に備えた対策をご希望の方は、ぜひご相談ください。
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